海ののりもの
環境と船

環境対応船の建造

船は、一度に大量の貨物を運ぶことができることから、最も環境にやさしい貨物輸送手段と言えます。しかし、自動車や航空機と同じように化石燃料を燃やして動くため、地球温暖化の原因となるCO2をはい出します。船のCO2はい出量を軽減するためには、幅広い環境技術の開発・導入が必要です。日本の海運・造船業界は、これまで船の省エネ化と温室効果ガスはい出削減に積極的に取り組んできており、国連の専門機関である国際海事機関(IMO)で採択された目標「2050年までに温室効果ガス(GHG)総はい出量50%以上削減(対2008年比)、今世紀中なるべく早期にGHGはい出ゼロ(ゼロエミッション)」を達成するため、環境対応船の開発等が進められています。

現在活躍中の船

LNG(液化天然ガス)を主燃料とする自動車専用船

2025年10月に竣工した次世代環境対応船。 従来の重油燃料船に比べ、CO2の排出を25〜30%、硫黄酸化物の排出をほぼ100%、窒素酸化物の排出は排ガス再循環システム併用により80〜90%削減を達成しました。

PADMA LEADER 日本郵船(株)

硬翼帆式風力推進装置を搭載した大型ばら積み船

2022年10月に竣工した硬翼帆式風力推進装置を搭載した石炭輸送船。伸縮可能な帆(硬翼帆)は風の推進力を得ることで、GHG排出量を削減でき、帆1本で従来の同型船に比べ5〜8%のGHGの削減を見込みます。

松風丸 ©商船三井

出典:日本の海運 SHIPPING NOW (公財)日本海事広報協会

ゼロエミッション船の実現に向けたロードマップ概略(がいりゃく)

出典:国土交通省(国際海運のゼロエミッションに向けたロードマップ)