船ができるまで
船はどうやって造るのかな?
設計
船を造るには、まず、船の目的により設計をします。船でも、客船とタンカーでは中の設計はまったくちがいます。
いろいろな新しい技術を使って、より安全で、快適な航海ができる船が造られています。
切断・加工
設計が終わると、大きくて厚い鉄の板を設計図のとおりに切っていきます。
船を造るときは、ガスを使って鉄を溶かしながら切るので、火花が飛び散り、危険な作業になります。また、高いところでの作業や重たい鉄の固まりを運ぶ仕事もあり、造船所の人たちは、命づなやヘルメット、足のつま先には鉄の板の入った安全ぐつをはいたりして、身を守ります。
組み立て
切った鉄板を組み合わせて、大きな箱のようなものを作ります。
この箱の形になったものを組み合わせると、だんだん船の形になってきます。
一つ一つの部品は、とても大きくて重いため、クレーンを使って組み立てています。
組み立ての時は、溶接といって、鉄をとかしてくっつけます。とけた鉄が接着剤の替わりとなります。
ドッグヤードでつくっているようす |
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完成したブロック |
進水式
船の形ができあがるとプロペラを付けて、船をはじめて水の上に浮かべる式、進水式が行われます。進水式のときは、たくさんの人が集まってお祝いをします。シャンパンなどを開けて、盛大に新しい船の安全をいのります。 |
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艤装(ぎそう)
進水式が終わっても、船はまだ完成したわけではありません。
これから、エンジンを積んだり、クレーンを付けたり、客室を作ったり、船に必要な設備が作られていきます。操舵室のレーダーや、無線機などの機械がつくといよいよ出航です。
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いろいろな機械をつける作業中の船 |
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貨物専用の船(バルクキャリア) |
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